2014年10月04日

幼き頃(其の四)

はちや柿
私の家の角には、とても大きな、はちや柿の木が今でもある。
余り大きく高いので、誰も取れず何時までも赤くなっていた。
真っ赤に熟れた柔らかいはちや柿は本当においしい。
或るとき、モトちゃんと二人で、柿の木の下を通ったら、
土手の草の上に大きな真っ赤な柿が落ちていた。重たい位。
「モトちゃんこんなでっかい柿だぁー」と大喜びで、
「どうやって分ける?」すぐにも食べたいけど仲良くする
には少しガマン。モトちゃんは畑の中に入っていって
ツンボロノ(藁を束ねて干しておく藁塚)から藁ミゴ
(米が付いていた軸藁)を取ってきて、柿のてっぺんから
真っ直ぐ下に下ろして切るんだと言う。
私も納得して切り始めた。杉の木の丸太でも切るかのように
「ザイコン、ザイコン」と唄った。「コトちゃんどっち取る?」
モトちゃんに聞かれた。黒いしまがある方がいいか、かなり
考えて「こっち」.又二人は「ザイコン、ザイコン」唄って
切った。「あれぇ」モトちゃんの方が大きくなってしまった。
「モトちゃんの方がデカイ」と不満を漏らしたが、仲良く
するには我慢するより仕方がなかった。もともとは家の柿な
のにと、ふくれっつらでもしたかったけど、モトちゃんの
頭には叶わなかった。モトちゃんのことは一目置いていた
のかもしれない。そして赤い柿はあまかった。
二人で食べたはちや柿はトローとして、本当においしかった。

この年にして当時を思うと、モトちゃんはなんて頭が良い子
なんだろう?父親が頭が切れたとか。私達の大叔父に当る
そうだが、比べにならない。DNEがもったいないけど。
今にも会って見たい、懐かしい人です。

CIMG1603.JPG

何年か前、東北に旅行した時、こんな風景を見てきました。
こうして保存して置くのですね。



posted by コトおばちゃん at 20:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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