2014年10月13日

幼き頃(其の九)

今日十四日、孫達一家は帰り、無事着いたと連絡ありほっとする。
それも其のはず、台風十九号が四国に上陸、西日本に、再上陸と報じられ、
其の後、日本縦断とテレビで報じられていて、ビクビクの一〜二日です。


  おてんば
さて、学校帰りは、とかく、体もだるくて何事も無ければ、遊びながら、道草でも
食いながら帰りたいもの。「ミツイさんがアッチの方に洞門があるんだと」と、
くわしい事を言った。早速行ってみよう。悪乗りは早かった。
田んぼの向こう側に流れている小さい堀で、「中山溜」から流れ出て、下流の
水田に水を引くための流れだった。其の堀は下は赤土で固まり、ツルツル
すべる程きれい。草も刈り取られて入りやすく、四人とも、たちまち靴をぬいで
入ってしまった。「ああ冷たくていい気持ち」口々に歓声を上げた。

上流はトンネルになっていて、暗くて先が見えなかった。それでも
「コトちゃん先行けよ」「ウン」モトちゃん、ミツイさん、タキちゃんと続いて入った。
水の深さは足首まで。安心して先に行くと、真っ暗だった。
暗闇の中を少しずつ進む。怖い話などしながら。「デタあー」と先頭の私が
大声出すと、「キャー」とあわててバックして逃げ出す始末。
それが面白かった。何度も何度も繰り返して、今度こそ向こうまで行こうと
歌を歌いながら、「今はヤマナカ今はハマ」とトンネルの歌を大声で歌いながら。
また「キャーッ、オッカネエー」とバックして駆け出すと後ろの三人もきゃー。
急いで逃げ出して、「あータマゲタァー」口々に。ため息をつきながら。
何度もそんな事を繰り返しながら、遊んで帰った。楽しいワンパクでした。
今、思いだすと、そこはお墓の下で、カーブしていたので、暗かった。でも
其の先は土手で明るく安心だった。

「誰かに靴持って行かれたら大変だな」と誰かが心配して言った。

家に帰ってこんなことして来たなんて、一言も言えなかった。
思い出に残るスリル満点のオテンバ娘でした。

CIMG1307.JPG

「十五夜曇るとも、十三夜に曇りなし、」今年もいい月夜でした。








posted by コトおばちゃん at 18:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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