2014年10月06日

幼き頃(其の六)

今日十月六日は台風十八号が本州の千葉県南部に上陸、
関東、東北を吹き荒らし、太平洋に抜けるようです。
我が家は雨戸が無く、ガラス戸だけなので、風が心配です。

子供の頃は、実家の家の屋根が草葺だったので、
台風でめくられることを心配して、両親は屋根に太い竹竿
などを並べ立てていました。
私達子供は裏の石蔵に非難しました。入り口の大戸
の格子から漏れる僅かな光で、ムシロを敷き薄い布団を
敷いてごろ寝して、親達の災害の心配とは裏腹に、結構楽し
かった。おばあさんが早くから、おにぎりなど沢山作って
きて食べながら、蔵の中でネズミがいる話などして。
台風どきの薄暗い蔵の中は結構、楽しかった。

母の子供の頃の台風の話ですが、石蔵など無かったので今の
原っぱにある窪みが炭焼き竈があった場所らしい。其の穴に
何枚もムシロを敷き、天井に戸板をかぶせ飛ばされない様に
石をのせて寝ていたそうです。翌日晴れて、ムシロを
めくってみたら、沢山の蛇がとぐろ巻いていたそうです。
それ以来、母は蛇が大嫌いになったとか。

以前は夏になると、蛇は何処でも見られたが、今年は一度も
見たこと無い。蛇も住宅難です。時どき見るのは茶色の
カマゲッチョ。可愛い顔してチョロチョロと隠れます。
銀色のトカゲだって、小さい子供らしいのも綺麗な色して
チョロッと石の間に隠れる。生あるもの、大切に
見守って上げなければ。・・・

CIMG0662.JPG
台風は無事に通過し福島沖に抜けました。果樹に被害が
無いように祈ります。



posted by コトおばちゃん at 11:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月05日

幼き頃(其の五)

  やさしかった兄
私の兄の弘ちゃんは三歳年上だったが、良く遊んでくれた。
よそへ行って遊ぶ事はしなかったから友達もなかったのも
その理由。「コト、こっちへこー」と何していても呼ばれると
付いていった。又、付いて行くものだと思っていた。
私の下に五歳年下の妹が居た。その下に弟の光司が生まれたが
私は光司をおんぶして付いて歩いた。兄は絶対によその家に
遊びに行かなかった。三歳年下の私が相手だった。
兄の同級生が遠くから遊びに来ても、最初は兄も一緒に遊ぶが、
最後は私が兄の友達と「はじきっ玉」(ビー玉)や、「ぱー」
(めんこのこと)で相手になって遊んだ。
そんな時友達が、私のことを「コトベイ」と言ったのがもとで
兄もコトべ、コトべ、と言った。何と言われようと無頓着。
付いて歩いた。学校へ行っても兄の友達はコトべと呼ぶので、
おじやんが、「女の子だからそんな呼び方はいけない」と
兄に注意したら、それっきり呼ばれなくなった。もう兄に
付いて歩かなくても済むかとホットしたような、少し淋しい
ような気がしたのでした。友達には北林のイサ君とか、
根本の武ちゃんが居て楽しかった。懐かしい名前である。
共にとうに没。兄は平成十二年五月没。  合掌

CIMG0932.JPG

お花一輪おそなえします。
posted by コトおばちゃん at 16:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月04日

幼き頃(其の四)

はちや柿
私の家の角には、とても大きな、はちや柿の木が今でもある。
余り大きく高いので、誰も取れず何時までも赤くなっていた。
真っ赤に熟れた柔らかいはちや柿は本当においしい。
或るとき、モトちゃんと二人で、柿の木の下を通ったら、
土手の草の上に大きな真っ赤な柿が落ちていた。重たい位。
「モトちゃんこんなでっかい柿だぁー」と大喜びで、
「どうやって分ける?」すぐにも食べたいけど仲良くする
には少しガマン。モトちゃんは畑の中に入っていって
ツンボロノ(藁を束ねて干しておく藁塚)から藁ミゴ
(米が付いていた軸藁)を取ってきて、柿のてっぺんから
真っ直ぐ下に下ろして切るんだと言う。
私も納得して切り始めた。杉の木の丸太でも切るかのように
「ザイコン、ザイコン」と唄った。「コトちゃんどっち取る?」
モトちゃんに聞かれた。黒いしまがある方がいいか、かなり
考えて「こっち」.又二人は「ザイコン、ザイコン」唄って
切った。「あれぇ」モトちゃんの方が大きくなってしまった。
「モトちゃんの方がデカイ」と不満を漏らしたが、仲良く
するには我慢するより仕方がなかった。もともとは家の柿な
のにと、ふくれっつらでもしたかったけど、モトちゃんの
頭には叶わなかった。モトちゃんのことは一目置いていた
のかもしれない。そして赤い柿はあまかった。
二人で食べたはちや柿はトローとして、本当においしかった。

この年にして当時を思うと、モトちゃんはなんて頭が良い子
なんだろう?父親が頭が切れたとか。私達の大叔父に当る
そうだが、比べにならない。DNEがもったいないけど。
今にも会って見たい、懐かしい人です。

CIMG1603.JPG

何年か前、東北に旅行した時、こんな風景を見てきました。
こうして保存して置くのですね。



posted by コトおばちゃん at 20:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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